二兎物語2010.-5.28〜29

'85年以来、25年の時空を超えて下津井駅跡を訪問しました。
さらに以前から行きたかった若桜鉄道にも遠征してみました。

三都物語をもじって二兎物語なんてどうでしょう?


パート2  2010.10.29はこちら
パート3  2011.10.-9はこちら



まずは下津井駅跡へ。

2010.-5.28夕刻。滞在時間は1時間ほど。
前日に出発するのが遅すぎて夕方になってしまった。



上:1985年  下:2010年    児島方を望む。



上:1985年  下:2010年    下津井駅本屋(跡)を正面より。

ご覧のように単なる跡地となっていますが、面影はあります。


実は車輛が保存されていたりします。
保存会によるメンテナンス活動が行われているようです。
嬉しいかぎりであります。


ここまで来ると瀬戸大橋を渡って琴電に乗りたい気もしましたが、
琴電は2回見に行っているので、今回は鳥取県に移動しました。

シーナリィガイドの記事を見て以来行きたかった、若桜鉄道を見るため。


シーナリィガイドの記事は昭和30〜40年代くらいだと思います。
当時は「国鉄 若桜線」だったわけですね。


若桜駅の駅名標。国鉄時代からの品物ではなさそうです。


構内ではC12が稼動していますが、蒸気機関車ではないです。
エアコンプレッサを搭載してエアロコになってます。
エアロコ=エアロコモティブ=圧縮空気機関車。

残念ながら本来のエアロコは写真でしか見たことないです。

この線路は本線とは接続されておらず、鉄道ではない状態。
モノは実物ですが、法律的には別扱いということでしょう。
構内には他にも給水塔・給炭台等も残されています。


さぁ、気動車に乗って郡家に行ってみましょう!


乗車はもちろん特等席で。(子供みたい)


線路は続くよ、どこまでも♪


郡家駅の本屋。
シーナリィガイドの写真と変わりないですね。


因幡船岡駅 留置線跡。
シーナリィガイドをお持ちの方は見比べていただければ、
ここにはたくさんの貨車が留置されていたことになってます。
正面のJAも当時はもちろんなかったですね。


丹比駅 若桜方、貨物側線跡。
丹比はポイントが3個ある大きな駅と紹介されていますが、
既に2本の貨物側線は取り払われ、ただの気動車駅です。
チップ工場のコンベアもなく、貨物ホーム上には建物が。
記事ではここにワキが止まっていたことになってますね。
その他は基本的にシーナリィガイドの記事のままです。
40年前とほとんど変わらないって本当にすごいことです。

他の各駅も見ましたが、貨物側線以外は昔のままです。
また機会があれば行ってみたいと思います。


パート2  2010.10.29

神戸でのイベントに絡めて再訪問してみました。


若桜駅正面ですが、シーナリィガイドをお持ちの方は、
見比べていただくと面白いと思います。


蒸機時代とほとんど変わっていないんでしょうな。
古き良き国鉄ローカル線そのものという情景です。

デジカメおまかせモードでの撮影のため空明るすぎです。


とある踏切に移動してみました。
背後の山がゲームに出てきそうな凄い山です。

ところで、この踏切は川沿いにありまして、

郡家方はこんな鉄橋で、


若桜方は田園風景になっています。
左右で全く違う情景を楽しめます。

ここでしばらく列車を待っていました。








目の前を通過して去っていきました。
鉄橋方がうまく写っていないのが残念です。

気を取り直して、八東駅に移動。

前回訪問するのを忘れてしまった八東駅です。


ご覧のように線路より一段低い位置に本屋があります。
そういえばシーナリィガイドの写真では、
駅前の土盛りも高いように見えますが、
崩して平らにしてしまったのでしょうか?


記事ではさらっと流されて詳しく書かれていないので、
駅の詳細は不明で、かつ印象にも残っていませんでした。
外れの方を見ていると貨物側線跡があることに気づきました。
よく見ると枕木も確認することができます。
大発見だと思いましたが、帰ってきて記事を見ると、
平面図にはしっかり貨物側線が書いてありました。
ただ単に印象に残っていなかっただけのようです。


パート3  2011.10.-9

既にタイトルとは無関係となっていますが・・・


若桜接道に再訪問してきました。

前回は行かなかった鳥取駅に足を延ばします。

近代化されている様子に圧倒されてしまいました。
向こうに魅力的な車輛がいますが、何処行きか分からない。
これに乗ると悲惨なことになりそうなので素直に諦めます。


途中、隼駅で電気機関車と客車の組合せを見かける。
この手の客車は門外漢なので解説することは不能です。


中を見学できるようになっていました。
見学のお礼に少ない寄付をしておきました。

八東駅の貨物側線跡にただならないモノを見かける。

なんと、「ワフ35000」がいました。しかも・・・


件の貨物側線跡は線路が敷かれており、
ワフはレールの上に乗っているではありませんか!
訪問時は傷んだ状態でしたが、今はどうなっているか。
ぜひまた行ってみたいですね。

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